「当社は2003年第2四半期の世界UNIXサーバー市場で首位を獲得した」。米Sun Microsystemsが米国時間8月29日に，米IDCの調査結果を引用するかたちで発表した。
調査結果によると，Sun社のUNIXサーバーの工場出荷時売上高は，世界市場全体の33％を占めた。「シェアを前期より1.6ポイント拡大し，2位の米Hewlett-Packard（HP）との差を広げた」（Sun社）
また，同社はすべてのタイプを対象とした全サーバーの世界市場でも，シェアを拡大したという。Sun社の工場出荷時売上高ベースのシェアは13.5％で，前期と比べて0.7ポイント増加した。
ちなみに，IDCが同日発表した2003年第2四半期の世界サーバー市場に関する調査結果によると，すべてのタイプのサーバーを対象とした世界市場の工場出荷時売上高は106億ドル。メーカーの首位は米IBM（売上高ベースのシェア30.4％），2位はHP社（同27.7％）。Sun社は3位だった。
「当社は第2四半期に，『SPARC』と『Solaris』を組み合わせたサーバーを優れたコスト効率で提供し続けた。また，x86対応SolarisやLinuxをベースにしたシステムも市場に投入した。こうした戦略が顧客のニーズと一致したため，シェアを拡大することができた」（Sun社マーケティングと戦略部門執行バイス・プレジデントのMark Tolliver氏）
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